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日々の泡

ついったでは書ききれない感想など

【映画】『3月のライオン 後編』感想

◼評価 ★★★★☆(4.3/5.0)◼感想 「暗いトンネルを抜けた光の先に」(前編の感想についてはこちらをご覧下さい→http://mayringooo.hatenablog.com/entry/2017/04/04/200214) 後編を観終えた時、この『三月のライオン』という映画が何を描いたのかを、ずっと頭の…

【映画】『美女と野獣』感想

◼評価 ★★★★☆(3.9/5.0)◼感想 「魔法が魅せる映像的カタルシス」 むかし私は(一昔前の)ディズニープリンセスものが苦手な女の子だったので、今回の実写版も観に行くべきか二の足を踏んでいた。けれど先日雑誌ELLEに掲載されたエマ・ワトソンのインタビューを読…

【映画】『うつせみ』感想(2004年キム・ギドク監督)

観終えた時、なんとも言えない浮遊感にとらわれ、しばらく抜け出すことが出来なかった。 これはまるで、荘子の「胡蝶の夢」ような世界だ。 私が蝶になった夢を見ていたのか、蝶が私になった夢を見ているのか……。現実と夢の間をさ迷う、不思議な陶酔感が、こ…

【映画】『ブエノスアイレス』(1997年)感想

■評価 ★★★☆☆(3.7/5.0点) ■感想 「地球の裏側で繰り返される男達の愛と憎しみ」 映画にはそれぞれ、その人にとって観るべき時があるようで、そのような時分に幸運にも巡り合い、観た映画は一生の宝物になる。だが、そうでない時に観た映画は、どんな名作であ…

【映画】『T2 トレインスポッティング』感想

◼評価 ★★★★☆(3.9/5.0)◼感想 「クズ男達のミドルエイジクライシス」 ヘロインまみれの20代を描いた前作から20年。月日は流れ、再びマーク・レントンはエディンバラへと戻ってくる。 映画冒頭は前作と同じく、人が走る姿から始まる。思わず甦るあの疾走感。ただ…

【映画】『はじまりへの旅』感想

◼評価 ★★★☆☆(3.9/5.0)◼感想 「家族もの感動ロードムービーかと思いきや、観る人の良識を問う問題作」 家族ものの感動ロードムービーかと思いきや、この映画は、観客である私達が普段信じていた価値観に対し、絶えず疑問を突きつけてくる社会的な問題作だった…

【映画】『リップヴァンウィンクルの花嫁』感想

■評価 ★★★☆☆(3.7/5.0点) ■感想 「不器用に現代を生きる女の子のおとぎ話」 この物語は、現在の日本社会を生きる、とある不器用な女の子のおとぎ話だった。 前半は、主人公の結婚とその失敗、転落を描く。 皆川七海(黒木華)は派遣教員をやっているが、仕事は…

【映画】『LION ライオン 25年目のただいま』感想

◼評価 ★★★★⭐(3.7/5.0点)◼感想 当たり前すぎて普段私達は意識しないが、人のアイデンティティというものは、往々にして、その人の過去の経験や、帰属意識から生まれ、形作られるものだ。 では、もし自分の中に欠けた過去があったとしたら?自分が何者かが分か…

【映画】「しゃぼん玉」感想

◼評価 ★★★⭐⭐(3.5/ 5.0) ◼感想 最初、ひねくれ者の私は「これってよくある、すれた都会の若者が田舎に癒されて、人生を見直す話でしょ?」と、思い切り高を括って鑑賞に臨んだ。 そして実際、ストーリーの大筋はその通りだった。だが観終えた後、予想外にも胸…

【映画】『3月のライオン前編』感想

◼評価 ★★★★⭐(4.5/ 5.0)◼感想(長いです) 「勝利の意味が少年を成長させていく」物語は、主人公・桐山零が、育ての父である幸田を対局で打ち負かす所から始まる。しかし、勝った後の彼の表情は虚ろで、なんの感情も伺えない。このシーンから、天才少年棋士と呼ば…

【映画】『キングコング髑髏島の巨神』感想

◼評価 ★★★★⭐(4.5/5.0) 『キングコング: 髑髏島の巨神』字幕版を観た。ネタバレはしてないつもりですが、ストーリーにはある程度触れています。◼あらすじ ベトナム戦争終結直後、ある研究者の思惑から、アメリカは未知の島に探索を目的とする調査遠征隊を軍隊…

3月に観た映画まとめ

・「彼らが本気で編むときは、」 ★★★⭐⭐ 母が突然家を出ていった少女トモは、叔父のマキオの家に身を寄せる。そこで、彼の恋人である性転換手術を受けた女性リンコと出会い、同居生活を送ることになる。最初は元男性のリンコに戸惑うトモだったが、母の愛情に…

2017年2月に観た映画の感想

■新作(★はおすすめ度)・「破門」 ★★★★⭐ ヤクザ映画バディもの。質の高いエンタメ作品。自分のようなやおい者におすすめ。 ・「マグニフィセント7」 ★★★★★ 監督のデンゼル・ワシントンへの思いの強さが伝わった。東西南北のイケおじを集めました感。みんなキ…

原作を読んだ人が映画『虐殺器官』を観に行って大変混乱した話(感想ネタバレ有)

先日、映画『虐殺器官』を観て来ました。そして感想はというと……観終えた時、正直ものすごく混乱しました。 project-itoh.com 自分自身は、伊藤計劃ファンという程ではないけれども、主な著作は大体読んだことあるよ……という程度の読者。(ちなみに『屍者の帝…

ジェンダー非対称なこの世界で、「幕末Rock」が男性キャラクターの脱衣を打ち出したということ

2月末の幕末Rock超超絶頂☆雷舞から約ひと月、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はといえば、雷舞ロスが日増しにどんどん深刻になり、いまだ魂の一部はまだパシフィコ横浜に残ったまま帰ってくる気配が無いばかりか、夜寝る前にふと再び雷舞の感動を思い出し…

「幕末Rock 超超絶頂★雷舞」が描いた徳川慶喜少年の魂の孤独と救済【雷舞レポ】

2016年2月28日、半年間待ちに待った超超絶頂☆雷舞に、ついに行ってきました。昼の部も夜の部も本当に本当に最高で、昨日からまだずっとフワフワしているような状態です。 break-out.jp どの曲も色々と思う事はあり、全部書いていたら書ききれないのですが、…